RSウイルスが大流行!症状と予防法は?赤ちゃんは入院?大人も感染する?

   

RSウイルスが大流行中!RSウイルスって何?感染経路と症状は?

この記事を書いているのは2017年9月ですが、現在、RSウイルスが東京を中心にかなり流行しています。

娘ちゃんも現在2歳で、感染した場合、重症化するリスクもありますので、今回この記事を書くこととしました。

RSウイルスって?

RSウイルスというぐらいですので、感染症の一種です。

正確には「RSウイルス感染症」ですね。

診断は、インフルエンザと同じように鼻に綿棒を突っ込んで行います。

大人も感染しますが、軽い風邪程度で終わることが多いです。

しかし、乳幼児、赤ちゃんの場合は重症化するリスクが高いので、注意が必要です。

感染経路は?

感染経路は飛沫感染と接触感染が多いです。

咳やくしゃみで感染してしまうので、人混みや保育園での感染リスクが高いと言えるでしょう。

感染力が強く、症状が軽くなってからも1-3週間は感染力があります。

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ほとんどの子供は、1-3週間も保育園を休まないでしょうから、元気に見える子供からも感染の可能性は十分にあります。

毎年秋から冬にかけて流行しますが、今年は九月の時点でこれだけ流行っていると、冬場はもっと増えると思います。

しっかりと予防をして、大切な我が子を守ってあげましょう。

症状は?風邪と違う?重症化すると入院?

症状は、基本的には咳、鼻水、発熱などです。

ですので、素人は風邪との区別がつきません。

病院で検査をしないと正確な診断は難しいですね。

また、0歳児などが重症化すると肺炎になったり、喘息のような喘鳴を伴う呼吸困難の症状も起こります。

怖いのは、生後間もない時期でも、母親からもらった免疫で防ぐことができないため、新生児など、生後3ヶ月以下の乳児でも感染の可能性があり、さらに重症化のリスクも高くなります。

二次感染が起こったり、肺炎を併発するとと入院になることもあります。

症状について、医師のコメントは以下のようになっています。

「呼吸器系の疾患で、4~5日間の潜伏期を経て、鼻水など上気道の症状から、咳を主にした下気道の症状に移ります。通常、見た感じでは、RSウイルス感染症と風邪の違いはわかりません」

「乳幼児は肺が脆弱で、免疫力が弱いので、呼吸不全から低酸素血症を起こし、命に関わります。不整脈、脳炎などの報告例もあります」

また、RSウイルス起因の細気管支炎を発症すると、その後に喘息になりやすいので、注意が必要です。

 

今年は、過去最多ペース!

 

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なんと、今年は8/28-9/3の一週間で感染した人数は1万人を突破しています。

これは過去最多ペースです。

東京、大阪、福岡、神奈川、埼玉などの大都市圏で特に流行していますので、注意してください。

効果的な治療方法はある?

現状、特効薬のようなものはなく、基本的には対処療法になります。

対処療法とは、症状を抑える薬を投与することですね。

ですので、基本的には自然治癒力を信じるしかありません。

しかし、二次感染が起こると死亡リスクもあるため、風邪症状があったり、喘鳴を伴う呼吸困難があったら病院に行くことをお勧めします。

 

予防方法は?

可能であれば、人混みへは行かないことです。

しかし、保育園など、やむを得ない事情もあると思います。

その他には、RSウイルスはミルトンなどの消毒薬に弱いので、食器や哺乳瓶、ガーゼなどの消毒も効果的です。

イソジンや消毒用アルコールも効果は高いですが、赤ちゃんには少し使い辛いかもしれないですね。

赤ちゃん、乳幼児に感染させないためには、大人が予防することも大切です。

大人の場合、通常の風邪と区別がつかないですが、絶対に子供に移さないようにしましょう。

ですので、少しでも「風邪かな?」と思ったら、手洗い、うがい、マスク、手の消毒などの基本的なことを忘れないようにしましょう。

また、RSウイルスが潜伏期間が4-6日程度です。

大人が感染して、症状が現れる前に子供のうつしてしまうことも考えられますので、しっかりと予防を考えることが大切です。

感染力は強いので、ドアノブやおもちゃなどの消毒も有効です。

予防接種などは行える?

インフルエンザのように、予防接種を行うことができれば良いのですが、RSウイルスの場合、誰でも受けられる予防接種はありません。

早産未熟児、慢性肺疾患、先天性心疾患(心臓や血流)、免疫不全、ダウン症の子供は、健康保険でシナジスという予防薬を摂取することができますので、医療機関に相談してみてください。

 

実は多くの赤ちゃんが感染している

実は、69%の乳児が1歳までに感染しているそうです。

2歳までにはほとんどの子供が感染するとか。

重症化して入院までするのは全体の1%程度だそうです。

なので、そこまで神経質になる必要はないと思いますが、用心をするに越したことはないですよね。

娘ちゃんも、今まで何度か風邪を引きましたが、綿棒を鼻に突っ込んで検査をしたのは2回ぐらいしかありません。

1回はインフルエンザで、もう一回は普通の風邪でした。

ですので、もしかしたら検査しなかった時に感染していた可能性もありますね。

 

 

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