心肺蘇生法をマスターしてベビーセンスを活かそう!乳幼児突然死症候群(SIDS)を予防!

   

乳幼児突然死症候群(SIDS)を予防するために重要なこと

下記の記事でも解説していますが、

乳幼児突然死症候群【SIDS】の予防とベビーセンス

ざっくりまとめると、

・就寝時に温めすぎない

・両親は喫煙をしない

・うつぶせ寝をさせない

などがあり、乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクをある程度回避することは可能です。

そして、ベビーセンスなどの乳児の呼吸をモニタリングする機器を使用することで、緊急時に早期に対応をすることが可能となります。

しかし、これ以外にも、大切なことがあります。

 

万が一の時、心肺蘇生を行うことで生存率が格段に上がります

下記グラフは(ちらから引用しました)、心肺停止した際の生存率を「何もしなかった場合」と「救命処置をした場合」に分けて比較しています。

sponsored link

このグラフから分かるように、救命処置をした場合、何もしなかった場合と比較して格段に生存率が上がります。

また、救急車が到着する全国平均の6分半の時点まで何もしなければ、生存率は10%程度まで下がってしまいます。

このことから、万が一の場合、親が子供に対して心肺蘇生法を実施できるようにしておくべきです。

ベビーセンスのアラームがなった時点で呼吸が停止していても、直後に蘇生を開始すれば生存率はかなり高くなります。

せっかくベビーセンスを使用していても、救急車が到着するまで待っていたら生存率は30%以下になってしまいます。

心肺蘇生法は、全国の消防署や市役所など、公の施設が無料で開催しています。

検索すればすぐに出てくると思いますので、最寄りで開催している施設を探してみてください。

その際に、できれば、「普通救命講習」ではなく、「上級救命講習」を受けることをお勧めします。

上級救命講習では、小児に対する救命法が含まれるためです。

sponsored link

心臓マッサージの方法や、AEDの使用方法が若干、大人とは異なります。

また、乳幼児突然死症候群(SIDS)とは関係ありませんが、異物を喉に詰まらせてしまった場合の対処法なども学べますので、小さいお子様がいるならば、受けておいて損はないと思います。

乳幼児に対する蘇生法に関しては、こちらのHPで図解しているのを見つけましたので、興味がありましたらご参照ください。

 

気道確保と人工呼吸はすぐに行う!

専門的な心肺蘇生法は講習で身につけていただきたいですし、具体的な方法を確認するならもっと専門的なHPを参照してください。

私は上級救命講習を受講しましたが、実際に受講をしないと身につけることは困難だと思います。

文章で読んだだけではいざという時に行動することは難しいですね。

しかし、万が一の時に備えて、これだけは書いておきたいと思います。

乳幼児突然死症候群(SIDS)は呼吸活動が低下することに起因します

その為、緊急時は呼吸の確保が最優先となります。

ベビーセンスが鳴った場合、顔を軽く叩いたり、大きな声で話しかけて起こしてみてください。

それでも意識が回復せずに、呼吸が確認できなければ、気道を確保した上で人工呼吸を開始してください。

忙しいですが、当然、救急車も呼ぶ必要があります。

携帯電話をハンズフリーにして心肺蘇生を行いながら電話をしましょう。

 

最寄りのAEDの場所を把握しておこう

最近はAEDをおいてある施設も増えてきましたね。

AEDとは

A:Automated(自動化された)、
E:External(体外式の)、
D:Defibrillator(除細動器)

の頭文字をとったもので、心臓が微振動をしている「心室細動」と呼ばれる状態の時に使用します。

電気ショックを与えることにより、心臓の動きを正常に戻す装置です。

使用方法は救命講習で習いますが、緊急時にすぐに使用できるように、最寄りのAEDの設置場所を把握しておきましょう。

基本的には、装置のふたを開け、アナウンスに沿って行動をすれば良いですが、前知識が何もないと適切な行動は難しいと思います。

一般家庭においてあることはないと思いますが、マンションなどでは管理人室の近くに設置してあることもありますので、把握しておくことをお勧めします。

 

 

 

 

sponsored link

 - 病気