立憲民主党の支持率は?民進党より高い?
立憲民主党の支持率はどうなった?
下記記事でも紹介していますが、ついに民進党リベラル派が新党を結成しましたね。
その中で、私は民進党が希望の党、無所属、立憲民主党に分裂したので、支持率は下がると推定していましたが、実は意外な結果でした。
最新の調査結果では、比例での投票先の世論調査があります。
10/3,4に行われた朝日新聞の調査ですが、以下の結果です。
自民党:35%
希望の党:12%
立憲民主党:7%
公明党:7%
共産党:6%
日本維新の会:4%
ちなみに、無党派層では、
自民党:17%
希望の党:13%
立憲民主党:6%
共産党:7%
でした。
この結果を見ると、想定よりも立憲民進党が検討していることがわかります。
民進党が分裂前の同様の世論調査では、比例投票先で民進党は8%程度でした。
このことから、比例で民進党に投票する予定だった人は、そのまま立憲民主党に投票する傾向があると言えます。
ちなみに、同調査での「政党支持率」では、立憲民主党の支持率は3%でした。
「支持政党ではないが、共産党に投票をするのは抵抗があるから立憲民主党に投票しておくか」
と言う思考であると推定できます。
民進党の前原誠司代表は荒技により大きく延命に成功した!
ここでお気づきになった人も多いかと思いますが、比例での投票先は
民進党 < 希望の党 + 立憲民主党
となっています。
希望の党は全員が民進党出身というわけではないですが、民進党出身議員が大多数を占めています。
結果的に、分党したことにより、民主党のまま選挙を戦うより当選議員の数は激増したと言えます。
前原誠司代表については、色々と批判もありますが、旧民主党議員の当選者数を増やすことには大成功したわけです。
衆院選後は政策が全く異なる二つの党は政敵となりますが、党代表としては結果的に仲間を守ることができたわけですね。
そもそも、比例で旧民主党に投票する層は、「反共産リベラル派」がほとんどでしたので、このような結果になったことは理にかなっています。
以前は保守層はほとんどが自民党に投票しており、少数派の「民主党保守系議員」はほぼ支持者はいなかったと思います。
希望の党に合流することにより、結果的にトータルでの支持者を増やすことに成功したわけですね。
小池百合子としても、多数の議員を擁立する必要はありますが、現職の議員を集めるには民主党に擦り寄るしか方法はないので、お互いにwin-winの関係であったと言えますね。