日本のフェイクニュースの事例を紹介

      2018/06/21

三流週刊誌の「女性セブン」の事例を紹介

トランプ大統領の発言で有名になった「フェイクニュース」ですが、日本にもたくさん事例はありますね。

有名どころでは、朝日新聞記者がサンゴ礁にKYを傷をつけた自作自演記事は有名ですね。

また、同じく朝日新聞の慰安婦報道はフェイクニュースを通り越して国家的犯罪と言えるでしょう。

今回は、このような重大で有名な話ではなく、身近に潜むさりげない捏造フェイクニュースについて解説をしたいと思います。

既存メディアでは、視聴者や読者の意識を意図的に操作する目的で、取材に基づかない恣意的な報道や記事が蔓延しています。

それでは、早速具体例を見てみましょう。

以下、女性セブンのネット上の記事を引用します。

少し長いですので、全部読むのが面倒臭い人は、最後の赤字の部分だけで結構です。

2013年に無形文化財に登録されて以来、留まることを知らない世界の和食ブーム。

しかし一方で、食卓の危機を著したのが、現代の一般家庭の食卓を写真に記録した『残念和食にもワケがある-写真で見るニッポンの食卓の今-』(中央公論新社)が話題を呼んでいる。

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 その中には、「白いご飯は味がないから嫌だ、と子供が食べないから出さない」「ラーメン以外はすべてスプーンで食べる。お子様プレートは盛りやすく片付けやすいから大人もよく使う」「ピザと刺身を組み合わせる日もある」などなど…。

 そんな状況を打開するべく、 最近は料理に苦手意識を持つ人たちのために、すでにカットしたり下処理された食材と調味料がセットになった“料理キット”が登場し、人気を博している。

『Kit Oisx』を販売するオイシックスでは利用者が190万人を突破。生協が展開する宅配パルシステムも『パルシステムお料理セット』を販売し、1週間に7万点を売り上げたこともある。

 コンビニやスーパー、デパートに行けばおいしそうな総菜が豊富に並ぶ。加工食品や中食の市場が拡大し、主婦が料理しなくなる要因はそこかしこに転がっている。

 2017年に放送60周年を迎えた『きょうの料理』(NHK)でも、放送開始当時は「和食は教わらなくても作れるから」と洋食レシピが多かったが、最近は和食を中心としたレシピを多く紹介している。

同番組ディレクターの河村明子さんが言う。

「和食といっても本来は家庭で食べるものですから、簡単に手早く作れるはずだったんです。日本には白米という財産があり、しょうゆもみそもある。

季節ごとに手に入る野菜や魚を煮たり焼いたりするだけで和食が完成するのだから。

 しかし一度和食を作らなくなるとだしのとり方や煮物の味付けが難しく感じられ、複雑なルールがあると誤解してしまう。

ならばパンやスパゲティの方が簡単だ、とさらに和食から遠ざかってしまう」

 家族が少なくなったことも、和食離れの理由の1つにあげられるという。

「だしをとって料理するのは、5人家族であるとか、多くの量を作るのには合理的です。しかしひとり暮らしや、夫婦で住んでいても別々な時間に食べるのであれば、面倒でしかないでしょう。家でだしをとらなければ、親から子供へ受けつがれていた和食の作り方もわからなくなって当然だと思います」(河村さん)

 “残念和食”で育ったためか、白いご飯が食べられない子供が増えてきたという。大阪府で中学校教師をしている男性がこう嘆く。

「白いご飯は給食でしか食べない生徒がいて、『よく噛んで食べなさい』と言うと『米粒が小さすぎて噛み方がわからない』と困惑するんです。

別の親からは『うちの子は白米の味が好きじゃないから、ふりかけか、せめて塩を持参させてほしい』と言われて驚きましたね。

年明けの授業でおせちの話をしたのですが、クラスの3分の1がおせち料理を食べたことがないという状況でした。大人の責任ですよね…」

ちなみにある学校で「好きな食べ物」のアンケートをとったところ、トップ3は「ラーメン、焼肉、キムチ」。もはや和食メニューは1つもない。

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いかがでしょうか?

記事の趣旨としては、昨今の家庭での和食離れを問題視しており、子供の和食離れを嘆いています。

内容的にもほとんど問題はありません。

基本的に、出典も表記してあり、「きょうの料理」のディレクターの個人名も書いてあるので、記事としての体裁は整っています。

ただ、この記事でフェイクニュースが疑われるのは、最後の1文です。

この記事は小学生の好きな食べ物の調査結果ですが、明らかに不自然であると言えます。

「ラーメン、焼肉、キムチ」と言う調査結果は、各種調査で一度も出てきていません。

ラーメン、焼肉まではまだわかりますが、小学生がキムチと答えるのは不自然すぎますね。

ここで、「小学生の好きな食べ物」の調査結果をいくつか紹介したいと思います。

ぐるなびの調査

1位 カレーライス

2位 お寿司

3位 鳥の唐揚げ

4位 ハンバーグ

5位 ラーメン

うん、普通ですね。

いかにも小学生が好きそうなメニューだと思います

あ、キムチは入っていませんね

学研総合研究所の調査

1位 お寿司

2位 ラーメン

3位 カレーライス

4位 焼肉

5位 ハンバーグ

こちらも普通ですね。

もちろんキムチは入っていません。

参考にグラフを貼り付けておきますね。

うん、最後までみてもキムチはありませんね。

記事の不自然な点

また、他にも記事には不自然な点があります。

「ちなみに、ある学校で調査を行なったところ」

の部分です。

「ある学校」ってなんですか?ある学校って。

調査対象の小学校の具体名、人数、時期、調査方法など具体的なことが何一つ書いてありません。

統計学の基礎を完全に無視しています。

この書き方ですが、もう、「キムチ」って書きたかっただけだと思えますね。

まあ、実際そうなんでしょう。

まとめ

この記事、前半はそれほど問題がある内容とは言えないでしょう。

まあ、オイシックスのステマ記事にも見えますが。

しかし、最後の一文が全てを台無しにしていますね。

このような記事は、記者の思い込みや願望を記事にしていると考えられます。

もしかしたら、上層部の指示で書かされているのかもしれません。

何れにしても、読者をバカにした非常に失礼な記事と言えますね。

我々が大切なことは、このようなフェイクニュースの捏造記事が蔓延していることを理解し、なんでもマスコミの報道を鵜呑みにしないことです。

「本当に正しいか」「フェクニュースや捏造ではないか」と言うことを考え、自分で情報を取捨選択する力を身につけなければいけません。

フェイクニュースとは異なりますが、偏向報道にも注意をしなければいけませんね。

報道しない自由はなぜ認められる?偏向報道のひどい例を紹介

沖縄関連の報道などはかなりの偏向報道がなされていますので、自分でしっかり考えて判断しなければいけませんね。

参考記事

沖縄で辺野古移設に反対するプロ市民の正体

 

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 - 時事ネタ