子育て費用の総額は?あなたの年収で足りる?
2017/11/11
こんばんは。まほパパです。
今日は、生きて行く上で避けて通ることができない、お金の話題です。
子供が生まれると、一気にお金の心配が増えますね。
夫婦二人だけだと、それほどお金がなくてもなんとかなると思います。
また、子供のいない夫婦は多くが共働きでしょうから、お金の面で本当に苦労することは少ないのではないでしょうか(もちろん、例外はあると思いますが)。
しかし、子供が生まれると、女性はしばらくは働くことが難しくなってしまいます。
育児休業を取得した場合は復職可能ですが、復職後は時短勤務などにして収入が減ってしまうケースも多いです。
復職後に子供を保育園に預けると、保育費もかなり高額になります。
子供の年齢や市区町村により異なりますが、5〜7万円程度になるケースが多いようです。
頑張って月に20万円稼いでも、手元に入るお金は保育料でかなり目減りしてしまいますね。
子供一人、大学卒業までにいくら掛かるか知ってますか?
様々なケースがありますが、非常に大雑把に計算すると、以下の金額になります。
ここでの金額は、教育費と基礎養育費の合計額になります。
・小学校から大学まで全て国公立の場合 ⇨約3000万円
・小学校が公立で、中学から大学まで私立の場合⇨約3800万円
よく、保険会社の営業担当が不安を煽るために説明するので、ご存知の方も多いでしょう。
ついうっかり学資保険を契約し、その流れで生命保険まで申し込んでしまった人もいるかもしれませんね。
さて、この金額が高いのか安いのかは様々な考え方があると思いますが、事実として、3000万円以上のお金は大金であると言えます。
当然ですが、子供の人数が多くなれば、比例して必要金額も増えます。
参考までに、以下に学習費用を示します。
その収入、安定していますか?
安心して子育てを行うためには、収入がある程度安定している必要があります。
もっとも安定している収入は主に公務員です。
しかし、公務員だからといって、確実に安定しているとは言い切れません。
どのような職場であっても、トラブルはつきものです。
職場で鬱病になり、退職してしまう人も少なからずいます。
民間企業の場合、当然、安定性は公務員より劣ります。
数年前は、シャープや東芝などの大企業は非常に好景気でした。
個人的な話ですが、私は仕事上でシャープと取り引きがあるので、よくわかりますが、数年前は本当に殿様商売でした。
それが、今では莫大な赤字を生み、鴻海に買収されてしまいました。
以下に、2016年に100名以上のリストラを行った企業を紹介します。
このことから、民間企業で働く以上、どんなに景気のいい企業であっても、近い将来にリストラを行う可能性はあります。
若いうちならまだいいですが、子供が高校生の50歳近いときにリストラなんかされたら悲惨そのものです。
ちなみに、私は民間企業で、しかも外資系企業で働いています。しかも斜陽産業です。
正直、かなり将来に不安はあります。
外資系企業の場合、最悪、日本撤退で全社員解雇などの可能性もありますからね。
また、上司や同僚などの職場環境は、どこでもほぼ運です。
人間的に未熟な上司についてしまったり、異常な長時間労働の職場だったりすると、鬱病から休職、退職となってしまうこともあると思います。
収入が増える可能性はありますか?
子供が成長するにつれ、必要なお金は増えていきます。
ある程度年月が経った頃に二人目、三人目が生まれることもあるでしょう。
しかし、そのように支出が増えるケースは容易に想像がつきますが、収入が増える可能性はあるでしょうか?
私の職場では、定期昇給は年に数千円程度です。
正直、雀の涙ほどで、将来的にも昇給は期待できません。
バブル期入社組はかなりの高給を未だにもらっているので、かなり不公平感を感じるかと思います。
2016年の正社員の平均年収は以下のようになっています。
見ての通り、右肩さがりです。
この先、ある程度の微増はあるかもしれませんが、劇的に給与収入が増える可能性はあまり高くはないでしょう。
出世意欲の高い方は、職場で出世を試みるのもいいかもしれません。
当然ですが、役職別に平均年収を比較すると、平社員よりも管理職の方が年収は高くなります。
しかし、以前と異なり、現在では非常に昇進の機会は減ってきています。
「定年まで平社員」と言うケースもかなり多くなってきました。
一説によると、7割の社員は定年まで平社員だとか。
「普通の生活」が難しい現実
色々とネガティブな要素を紹介してきましたが、今の時代、「普通の生活」を送ることのハードルが非常に高いように思えます。
「普通の生活」とは、
「結婚して、出産して、マイホームを買い、子供を大学まで卒業させ、定年退職後は悠々自適の生活を送る」と言うことです。
今の60歳前後の人たちはこう言う人が多そうですが、30代前後の人にとっては、夢物語です。
「頑張らなくても勝手に給料が増えた時代」を生きてきた人たちには、今の我々の気持ちは分からないでしょうね。
我々はどうするべきか?
正直、自分だけだったら貧しくても諦めてしまうかもしれません。
しかし、私には命より大切な子供と愛する妻がいます。
たとえ、自分の身を賭しても守らなければいけません。
私は、親として、娘の幸せを願っています。
我々が行うべきことは二つです。
・収入を増やす(資産運用を含む)
・節約をする
当たり前ですが、入ってくるお金を増やすか、出て行くお金を減らすしか方法はありません。
とは言っても、収入を増やすことはすぐに達成できることではありません。
ネット上に転がっている、怪しげな資産運用や内容不明のビジネス勧誘などに騙されないでくださいね。
まず、すぐにできることとしては、節約の方だと思います。
節約といっても、十円安い卵を買ったりするわけではなく、もう少しインパクトの大きい金額ですね。
具体的には、以下の項目を見直すことで、すぐに数万円程度の支出は抑えることができます。
・生命保険(医療保険)
・自動車保険
・携帯電話料金(スマホ料金)
・クレジットカード
・ふるさと納税
・光熱費(ガス、電力)
・住宅ローン借り換え
などが挙げられます。
上記のことは、一件行うだけでも万単位のお金が節約できます。
住宅ローンに至っては、数百万円の差が生まれる可能性もあります。
それぞれの節約については、このブログでもこれから少しずつ取り上げて生きたいと思います。
記事が書けている場合、リンクで飛べるようになっていますので、ぜひご確認ください。
これからの時代、「なんとなく生きている」だけでは損をしてしまいます。
賢く情報を集めて、賢く節約をすることが大切です。