大学を辞めたいとぼっちの俺は思ってたが
俺はぼっちだった
俺は大学時代、4年間ぼっちを貫き通した。
詳しくは、以下の記事に書いてあるのでよかったら読んでくれ。
まあ、月並みな感想だが、つらかったな。
家を出てから帰るまで、誰とも会話をしない日も多かった。
大学入学後、最初の1ヶ月を見事に失敗した俺をぶん殴ってやりたい気持ちでいっぱいだ。
「大学を辞めたい」といつも思っていた
そんなわけで、大学生活は何も楽しくなく、退屈な毎日を過ごしていた。
そんな感じなので、当然、「大学を辞めたい」と毎日のように思っていた。
それでも、俺は大学をやめるどころか、ほとんど授業もサボらずに真面目に大学に通っていた。
「大学を辞めたい」と思いながら毎日通うのは、かなり精神的につらかった。
まあ、今でも「会社を辞めたい」と思いながら毎日会社に行ってるんだけどね。
俺が大学を辞めなかった理由
俺が大学を辞めなかった理由は、いくつかある。
親を悲しませたくなかった
決して裕福ではなかった我が家で、両親は俺に奨学金を借りさせることもなく、私立大学に進学させてくれた。
また、高校時代は予備校大も100万円近くかかってしまった。
しかも、理系なので文系よりも学費はかかる。
俺は、もし俺が「大学を辞めたい」と言ったら親がどんなにがっかりするかをいつも考えてしまった。
だから、大学を辞めたい気持ちはあっても、決して口に出すことはできなかった。
俺は一人っ子で、常に親の気持ちを考える習慣がついていたためであろう。
自分の努力を無駄にしたくなかった
俺が進学したのは、理系では早慶に次ぐ難易度の大学だった。
俺は高校は底辺校に通っていたので、高校2年から予備校に通って勉強をしていた。
その甲斐あって、現役で進学することはできた。
暴走族やヤマンバギャルが同じ教室にいながら現役で難関大に合格するにはかなり努力をした。
今振り返っても、俺の人生で高校三年生の1年間は、人生で最も努力をした1年間だと思う。
俺は、自分の努力を無駄にしたくなかったので、どんなに大学が辛くてもしがみついて辞めなかった。
大学院に進学し、研究職に就くことを目指していた
俺は大学では化学を専門にしていた。
そして、卒業後は、企業で研究職として働くことを目標にしていた。
そのためには、大学院進学はほぼ必須で、大学中退では決して無理だった。
俺は、大学が辛くて心が折れそうになった時、自分の就職について考え、自分に鞭を打って大学に通っていた。
結果的に、俺は大学院に進学し、今は某化学メーカーで研究職として働いている。
目標を達成できたのは、大学を辞めなかったからだ。
大学が楽しくなることを諦めなかった
俺は、大学を辞めたいほど毎日がつらかったが、それでも、「いつか大学に友達ができて楽しくなる日が来るに違いない」と信じていた。
なので、俺は毎日大学に通った。
しかし実際には友達は卒業までできなかった。
大学を辞めなくてよかったか?
今、人生を振り返ってみると、大学を辞めなくてよかったと思う。
それは、俺が研究職という、大卒以上でなければ就けない仕事を目標としていたからだ。
俺は、一度転職をしたが、その際にも、履歴書で大学、大学院の名前を書いただけで面接官の受けは良かった。
また、俺が就職活動を行った時期は、今ほど売り手市場ではなかった。
大学中退では正社員の働き口を見つけるのは至難の技だった時代だ。
なので、俺は大学を辞めなかったことを正しい選択だったと思っている。
大学中退は絶対にしない方が良いのか?
俺は、確かに自分にとっては大学は中退しない方が良かったと感じている。
しかし、それは万人にあてはまることではない。
場合によっては大学を中退した方が好ましいケースもある。
大学を辞めた方がいいケースを考えてみよう。
自殺の可能性がある場合
大学が辛すぎて自殺まで考えてしまう場合、大学は中退するべきだ。
大学入学なんて、本気になればいつでもやり直すことはできる。
死んでしまったらそこで終了だ。
俺は、生に対する執着は非常に大きい。
それは、やり残したことがたくさんあるからだ。
だから、絶対に自殺はしない。
自殺するぐらいなら、さっさと大学を辞めた方がいい。
正社員にこだわっていない(フリーター志望)
もし、全く正社員というものにこだわりがないのであれば、大学を無理して卒業する必要もない。
フリーターでよければ、そこまで学歴は必要ないだろう。
俺は正社員として働いているが、別に正社員として働くことだけが人生だとは思っていない。
自分で充実した人生と思えるのであれば、職業はなんだって構わない。
中退後のプランが明確にある
大学を中退した後のプランが明確にあるのであれば、大学中退は全く問題がない。
例えば、将棋の加藤一二三(ひふみん)は大学中退だが、プロ棋士として大活躍をした。
大学を辞めたとしても、その後の生活をしっかりとイメージできるのであれば、何も問題はないだろう。
例えば、資格を取得したり、専門学校に入り直すのも悪くはない。
最後に
俺は、大学を辞めたいと思った時に、自分に鞭を打って無理やり卒業をした。
今思うと、結果的には正解だったと思う。
しかし、当時はほとんど鬱病のような状態になっていた。
2ちゃんねるの躁鬱板(当時)のオフ会に参加していたほどだ。
体に鞭を打って大学に通うことで、心の健康を犠牲にしていた。
もし、大学がぼっちなどで辛い場合、悩むことは多いと思うが、自分なりに考えて結論を出して欲しい。
どうしても結論が出せなければ、休学という手段だってある。
自分の人生を決めるのは、自分だ。
後悔しないように、よく考えて決めてくれ。
どうしても答えが見つからなければ、俺にメッセージを送ってくれてもいいからな。