外資系企業への転職体験談!英語は苦手でも大丈夫?
私はブラック企業から外資系企業に転職しました
私は、大学院を卒業し、就職した企業はブラック企業として有名な会社した。
そして、2年間働いたのち、ドイツに本社がある外資系企業に転職をして、現在に至ります。
転職をしてからはちょうど10年経ちますので、それなりに続いていますね。
それでは、今回の記事では、私の転職体験談について書いてみたいと思います。
ブラック企業に就職した理由
私は、「家から近い」と「英語が苦手で院試を受けるのがめんどい」と言う理由で、大学院を近所の他大学に進学しました。
一応、それなりに有名で名の知れた国立大学なので、「まあ、普通に就職できるべ」と思っていたのですがところがどっこい、そうは問屋が卸しませんでした。
私が進学先に選んだ研究科は環境科学がメインだったのですが、この分野、就職があまりよろしくなかったわけです。
私は、普通に理系就職をしたかったのですが、かなり悲惨な状況でした。
はっきり言って、推薦で自分の大学の大学院に進学した方が100倍マシだったと言えます。
まあ、そんなことを言っても後の祭りなので、仕方がなく就活をし、就職をしました。
私が希望していた民間企業での研究職にはなかなか就職が難しかったのですが、とあるブラック企業から内定が出たので、渋々就職をすることにしたわけです。
お恥ずかしながら、私は新卒時に30社ぐらい応募しましたが、内定が出たのはこのブラック企業一社だけです。
理系大学院生としては絶望的に愚かな結果だと自負しております。
ブラック企業での体験談はまた別の記事で詳しく書きますので、お楽しみにしていてください。
ここでのポイント
- 大学院で怪しげな研究科への進学はよく考えてから
いよいよ転職活動を開始
そんな感じで、ブラック企業で働いていたわけですが、とにかく将来が不安でした。
私が働いていた会社は、社長がワンマン経営で、社長の気まぐれで人事異動や降格が頻繁に行われていました。
また、社長に目をつけられると、ボーナスが減額になったりしてましたね。
中途半端に出世をすると、社長から夜中に電話がかかってきたりして非常に心労が祟るそうです。
当然、残業時間は多かったですね。
離職率が高く、社員の平均年齢が30歳程度でした。
ちなみに、その社長は70代後半で、いつ死んでもおかしくない感じでした。
そんなワンマン社長でしたが、経営手腕は優れていたので、社長が死んだら会社の経営が傾くのは誰の目にも明らかでした。
まだ新卒2年目と経験が少ない時期でしたが、泥舟からは一刻も早く抜け出した方が良いと判断し、就職活動を開始しました。
ここでのポイント
- ブラック企業からはさっさと転職をするべし
- 無駄な時間を過ごさないためにも、決断は思い切って行え!
転職サイトと転職エージェントに登録をしてみた
とりあえず、私は訳も分からず転職サイトに登録してみました。
転職サイトはいくつかありますが、どうもイマイチです。
人気企業が明らかに少ないので不安に思っていた頃に、転職サイトの系列会社の転職エージェントからメールがきて、いつのまにかエージェントに登録したことになっていました。
当初、私は特に外資系企業を希望していたわけではなく、様々な会社にエントリーをしていましたが、新卒2年目と言うことで、日系企業からはあまりいい印象を持たれなかったようです。
日系企業からは、「2年程度で投げ出すやつはけしからん」と思われていたのでしょう。
とは言え、こっちだって人生がかかっているわけです。
ブラック企業で何年も時間を無駄にするわけにはいきません。
そんなんとき、外資系企業ではあまり勤続年数や年齢を気にしない傾向があるようで、書類が通過することがよくありました。
そこで、私が気になっていた外資系企業の求人がないかエージェントに問い合わせたところ、ちょうど求人が出ていたので、応募をしました。
ここでのポイント
- 転職するときは、転職サイトだけではなく、転職エージェントにも登録をする
- 外資系企業では年齢や勤続年数はあまり気にされなかった
- 希望する会社があったら積極的にエージェントに自分から問い合わせる
本命外資系企業での面接
そんなわけで、本命の外資系企業から求人が出ていたので、早速応募をしました。
私が応募した企業は、ドイツに本社があり、従業員は5万人規模の大企業でした。
職種は、研究開発で、募集人員は1名のみ。
ちなみに、この求人は非公開求人で、一般には公開されていませんでした。
転職エージェントに登録した人しか見ることができない求人ですね。
このような求人は非常に多く、大手企業や外資系企業ではむしろ非公開の方が多いです。
ですので、転職を本気で考えているなら、転職エーエジェントへの登録は必須と言えますね。
さて、本命企業へ応募をしたところ、あっさりと書類は通過し、面接へ進みました。
面接当日、私はかなり緊張して面接に挑みました。
面接は午後からでしたので、ブラック企業には適当に嘘をついて早退をし、バスで本命企業へ向かいました。
事前にもらっていた地図が非常に汚く、道に迷ってしまい、少し時間に遅れてしまったことを覚えています。
いよいよ面接、英語力は重視されませんでした
会社に到着すると、人事部のおじさんが出迎えてくれました。
そして、小綺麗な会議室に通されました。
会議室の横には、無料の自動販売機があり、「さすが外資系は違うなあ」と思ったことをよく覚えています。
そして、面接が始まりました。
面接官は、私の所属予定グループのグループリーダー、所属予定部署のマネージャー、そしてその上司のセンター長の3人でした。
さらに人事部のおじさんも直接は質問はしてきませんでしたが、横で観察をしていました。
実際に面接で聞かれたことですが、
- 志望動機
- 現在の企業で担当しいる仕事内容について
- 転職をする理由
- 実験内容について、対応可能かの確認
- 応募企業の製品に対する印象
- 英語力についての質問
などでしたね。
英語力については正直に「あまり得意ではありません」と答えました。
一応、求人票には、「英語は業務で使用しますが、入社後に努力していただければ問題ありません。」と書いてありましたので。
嘘をついて、入社してからボロが出ても困りますからね。
ただ、TOEICの点数については、「受験したことはありません」とお茶を濁しておきました。
私の場合、研究開発職でしたので、英語力よりも、技術的な面の方が重視されたのだと思います。
実は、大学生の頃に一度、学内のテストを受けましたが、300点台だったため、逆効果だと思い、伏せておきました。
今思うと、この対応は正解だったと思います。
正直、面接の内容としては普通の日系企業とほとんど変わらなかったと思います。
面接時に、所属予定部署のマネージャーが、私の職歴を見て、「現在担当している仕事内容が非常に興味があります」と言っていたので、手応えは感じました。
そんな感じで、面接はつつがなく終了し、結果は後日転職エージェントを通して知らされるとのこと。
この後に、もう一度役員面接がある予定でした。
その日は、他にも何人かの面接があったようですが、私が一番最後の時間だったようで、人事担当のおじさんと一緒にタクシーで駅まで帰りました。
駅から離れた場所だったので、タクシーに乗っていた時間は30分ぐらいありました。
さながら、面接の第2部が続いているようで気が休まらなかったことを覚えています。
ここで粗相があったら決まった面接も取り消しになってしまうわけですから。
いきなり内定
面接終了後、1週間ぐらいたったころでしょうか。
私は、手応えは感じたものの、大手外資系企業で1名の枠にはさすがに採用されないだろうなあ、と思ってあまり期待せずに待っていました。
ある日、メールチェックをしていると、転職エージェントからメールが来ていました。
そして、メールには
「おめでとうございます。内定です」
と書いてありました。
なんと、1次面接での評価が高かったため、2次面接は省略で内定が出たとのことです。
「そんなことあるの?」って感じですが、結果オーライです。
次は2次面接の予定だったので、いきなりの内定のお知らせにはかなりびっくりしましたが、非常に嬉しかったのをよく覚えています。
と同時に、ブラック企業を辞めることをなんとなく寂しくも感じていました。
こんな感じで、私の転職活動はわずか1ヶ月足らずで終了してしまいました。
新卒次の就活で苦労したことを思うと、あまりにも順調で拍子抜けしてしまいそうな感じでした。
まとめ
こんな感じで、私の転職活動はあっさりと終了しました。
私が、実際の体験を踏まえて、今回の転職活動がうまくいった理由を分析すると以下のようになります
- 転職エージェントを利用した
- ブラック企業には早々に見切りをつけた
- 自分の職歴と、募集職種の内容がマッチングしていた
- 若かった
- 学歴は悪くはなかった
と言ったところですね。
ブラック企業から転職を考えている方のご参考になれば幸いです。