北朝鮮で処刑された女性や子供たち

2018/02/27

処刑大好き金正恩

「ラーメン大好き小池さん」的なノリですが、まさに「処刑大好き金正恩」と言いたくなるほどの独裁者である金正恩。

金正恩が金正日の死後に政権を引き継いでから行った処刑は非常に膨大な数に上ることはあまりにも有名です。

北朝鮮のNo.2であった張成沢を粛清したことは大きく報じられました。

彼は、金正日の妹の夫であり、金正恩の側近を勤めた人間です。

そのような人間をなんの躊躇いもなく処刑するあたり、残忍さがにじみ出ていますね。

処刑の理由は、国家転覆罪、女性との不適切な関係（喜び組に手をつけた？）などと言われていますが、実際には朝鮮労働党内での権力闘争に敗れたことと言われています。

権力闘争に敗れたと言うことは、ライバルが彼を陥れたと言うことですが、金正恩自身も、彼を失脚させようとした勢力の策略に嵌って易々と側近を処刑するぐらいなので、かなりの頭の悪さであると言えるでしょう。

ちなみに、平昌オリンピックで話題となった美女応援団たちも、帰国後に死刑になる可能性があります。

北朝鮮の美人応援団の画像特集！帰国後は死刑の可能性もあり？

女性や子供を含む、張成沢の一族も処刑された

北朝鮮では、政治犯はその一族が皆殺しにされます。

もちろん、女性や子供も例外ではありません。

当時の報道を以下に引用します。

朝鮮日報などが複数の消息筋の話として伝えたところによると、張成沢氏の姉のチャン・ゲスン氏と夫の全英鎮駐キューバ大使、張氏のおいの張勇哲駐マレーシア大使が昨年１２月に平壌に召還され、銃殺されたという。

張勇哲氏の２人の息子、テリョン氏、テウン氏も一緒に処刑された。

また、すでに亡くなっている張成沢氏の２人の兄の息子や娘、孫に至るまで、直系親族は全員処刑されたという。

　消息筋は処刑された日時についてはっきりしていないとするものの、「張成沢氏の処刑以降のようだ」と話している。

狂っていますね。

そもそも、嵌められて処刑された上に、一族皆殺しです。

特に、未成年者を裁判無しで処刑すると言うのは近代国家ではありえない行為であると言えるでしょう。

脱北者は失敗すると処刑対象となる

当然ですが、北朝鮮では脱北は最大の裏切り行為です。

脱北に失敗した場合、収容所送りになり、拷問を受けます。

拷問を受けたのち、一部の人はそのまま死刑を宣告されます。

多くの場合は、銃殺刑となり、公開処刑されます。

処刑対象者は当然、女性や未成年者も含まれます。

北朝鮮では公開処刑を子供に見学させる

公開処刑という行為は、前近代的な国家においては普遍的な行為でした。

フランス、イタリア、イギリスなどの欧州諸国でも普遍的でしたね。

特に、欧州では様々な拷問が行われており、残虐性で言えば現在の北朝鮮より遥かに上位であったと言えます。

しかし、現代において公開処刑が行われている国は北朝鮮、アフガニスタン、一部のイスラム諸国とかなり少数となっています。

中国は2007年まで公開処刑を行なっていましたが、北京オリンピックの開催に合わせて中止をしました。

そんな北朝鮮ですが、小学生程度の子供にも公開処刑を見学させています。

のちの人格形成にも大きな影響を与えることは明白です。

また、公開処刑を強制的に見学させられてトラウマになる人も多いそうです。

また金委員長が2013年8月、ポルノ動画を制作したとして、芸術家11人を高射砲で公開処刑を命じた。

　脱北者の林熙妍（英名Hee Yeon Lim、26）はこのほど英紙・デイリーミラーに対して、芸術家に対する処刑法の凄まじさを明かした。市民は「見学」のために動員させられている。

　「あの日の処刑は本当に気持ち悪かった。彼たち（芸術家）は高射砲の前の場所に縛られた」

「高射砲が発射すると、物凄い砲撃音がした。砲弾に打たれた彼らの身体は直ちに、ばらばらの肉の塊となって、血と一緒にあちらこちらへ飛び散った。

射撃が終わった後に入ってきた戦車は、散乱した肉の塊をミンチ状になるまで、何回も何回も轢いた」。