冬至の意味を子どもにも説明してあげよう
子供にも日本の伝統を教えてあげよう!
日本には古くから伝わる習慣がたくさんあります。
冬至にかぼちゃを食べてゆず湯に入ったり、初詣をしたり、お墓参りをしたり。
これらのもつ意味をしっかりと子どもに伝えて挙げましょう。
そもそも冬至って?
冬至とは、一年で最も昼間の時間が短い日のことです。
ここで言う昼間とは、「日の出から日没までの時間」を意味します。
もう少し科学的に説明してあげよう
小学生以上で、理科に興味があるお子様でしたら、科学的に説明をしてあげると喜びますよ。
興味のない人は、この項を飛ばして、次のかぼちゃやゆず湯の話を読んでください。
ここでのキーワードは、
太陽、地球、自転、公転、軸の傾き
です。
地球は太陽の周りを自転しながら公転をしている
ここまではみなさん大丈夫ですか?
昔小学校で習ったことを思い出しましょう。
地球は、太陽の周りを回っています。これを公転を言います。
また、地球は自分自身も回転しています。これを自転と言います。
ここから先は、少し難しくなりますよ!
地球は、自転しながら太陽の周りを公転しているわけですが、実は、地球の軸は23.4°傾いています。
そのため、太陽に対して、「南半球の方が日照時間が長い期間」と、「北半球の方が日照時間が長い期間」が出てくるわけです。
つまり、地球が傾いているせいで、四季があります。
日本は、赤道よりも北にあるので、北半球になります。
そのため、日照時間は毎日代わり、夏至と冬至ができるわけですね。
同じ説明で、ちょうど昼間と夜の長さが同じになる地球の位置が、秋分の日と春分の日になるわけです。
子どもに説明をしてあげるときには、ゆず湯に使うゆずに竹串をさして、傾けて説明をしてあげるとわかりやすいと思いますよ。
2017,2018,2019の冬至はいつ?
上記の説明の通り、冬至や夏至は地球が傾きながら太陽の周りを公転することにより生じます。
地球の起動はほぼ毎年同じ位置を通りますので、冬至や夏至の日程もほぼ毎年同じになります。
結論から言うと、ほぼ毎年12月21日か22日です。
2017 : 12月21日
2018 : 12月21日
2019 : 12月22日
です。
冬至に食べる食べ物は?
冬至には「ん」が付く食べ物を食べると良いとされています。
特に、「ん」が二つつくと良いとされていますね。
「運がつくように」と言う験担ぎですね。
だからって、犬のウンコを踏まないようにねっ!
あれ?かぼちゃは「ん」なんてつかないよ?って思いましたか?
カボチャは漢字で書くと「南瓜」です。
これは「なんきん」とも読みます。
だから立派に「ん」がつく食べ物ですね。
その他にも、「冬至の七種」と言われる7種類の食べ物が以下になります。
南瓜(なんきん)、蓮根(れんこん)、人参(にんじん)、ぎんなん
金柑(きんかん)、寒天(かんてん)、うどん(うんどん)
です。
これらは「ん」が二つつくので、運も二倍になりますね。
ついでに、ウンコも二倍でて快便間違いなしです。いいご利益だ。
ゆず湯に入る理由は?
「ん」がつく食べ物を食べる前に柚子湯に入って、身を清めると言う意味があります。
ゆずは香りが良いので、邪気を払うと考えられていたんですね。
元は、「融通が効くように」というダジャレの意味もあるんですよ。
よく、「ゆず湯に入ると1年間風邪をひかない」なんて言いますがこれで1年間健康なら風邪をひく人なんていないよねっ!
とは言え、ゆず湯には血行を良くして体を温める効果があるので、寒い冬場に適したお風呂であることには間違い無いですね。
さすがに1年は盛り過ぎだろ!って思いますが。
ゆず湯に入る時の注意!特に子ども
これ、私も小さい頃に経験があるんですが、子供って、お風呂の中でゆずを絞って遊ぶんですよ。
ぎゅうぎゅう絞って、風呂はもはや柚子ジュース。
しかし、これが痛いのよ!
特に、私は小さい頃はアトピーもあって冬場は肌が乾燥していたので、悶絶の苦しみ!
お風呂が出てからもしばらくヒリヒリしていました。
なので、ゆず湯の入る時は、お子様に「絞って遊ぶと痛くなるよ」って教えてあげましょう。