共産党の議席が大幅に増加!希望の党のお陰だね

   

2017年衆議院選挙、共産党が歴史的大勝

政界の渡り鳥と言われる希望の党代表の小池百合子が仕掛けた政界再編劇、ここで思わぬ副作用が生まれます。

それは、

共産党の歴史的大勝

です。

なぜ共産党が歴史的大勝となるのか、その理由について解説してゆきます。

 

民進党解党により、リベラル派議員が切り捨てられた

小池百合子率いる希望の党と、民進党が合流しましたが、基本的に、民進党から合流できるのは改憲安保理決議に対する姿勢が小池百合子と同じでなくてはなりません。

合流報道以前に、民進党に離党届を出した松原仁などの保守系議員ですからね。

辻元清美は死んでも合流しないでしょう、と言うか、させてもらえないでしょうね。

その場合、リベラル系議員は行き場を失います。

民進党は公認候補を擁立しないため、無所属で立候補をするか、新党を結成する必要があります。

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社民党に合流という可能性もありますね。

どちらにしても、話題性に乏しく、支持率も低いので選挙では苦戦するでしょう。

 

なぜ共産党躍進に繋がるのか?

つまり、今まで民進党が引き受けてきた左派票が行き場を失うわけです。

ですので、「共産党には入れたくない護憲派」の票がかなり共産党に流れると考えられます。

それでは、どの程度の躍進につながるか予測をして見ましょう。

共産党の議席予想だよ!

2014年の衆議院選挙の比例得票率は以下の通りです。

民主党 18.33%

共産党 11.37%

仮に、民主票が全て共産党に流れたと仮定すると、得票率は29.7%となります。

この時は、自民党の比例での得票率が33.11%ですので、自民党の得票率に肉薄します。

その場合、比例だけで当選人数は65人程度になる可能性があります。

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とは言え、さすがに民主票が全て共産党に流れるとは考えにくいです。

しかし、今回は自民党の支持率と内閣支持率は前回の衆議院選挙よりも低いため、反自民票自体は増えると考えられます。

このことから、共産党の得票率は12-30%の間になることは確実でしょう。

リアリティのある数字として民進党表の3割程度が共産党に投じられると考えて見ましょう。

その場合、得票率は17%程度となります。

得票率17%という数字は、前回の衆議院選挙の民進党の得票率(18.33%)に近い数字です。

おおよそ、比例区では35人程度の当選が見込まれます。

共産党が衆議院選挙で30人以上の当選者を出すのは1979年以来の38年振りです。

当時は中選挙区制でしたので、今よりも共産党に有利な制度であったことを考えると、現在の制度で30人以上の当選者は非常に大きな数字であることがご理解いただけると思います。

ちなみに、さすがに小選挙区での当選は厳しいでしょう。

前回と同様、沖縄で1議席の獲得に留まると思います。

志位さんはもっと希望の党と民進党に感謝しなさいw

志位和夫が「民進党が希望の党と合流することは重大な背信行為だ」と激怒していましたが、結果的には共産党にはプラスに働きます。

ですので、もっと感謝しましょう。

2017年の都議選では都民ファーストの会が55議席獲得と第1党になりましたが、これはマスコミが全力で小池百合子と都民ファーストの会を持ち上げたからですね。

無党派層、自民支持、民進党支持と非常に多くの有権者を呼び込めた結果だと思います。

都議選の都民ファーストでは、小池百合子の政策とは反して、リベラル票もかなり吸収したと言えるでしょう。

しかし、今回の衆議院選挙では、左翼票が希望の党に流れることはほぼ考えにくいでしょう(希望の党が保守を前面に押し出しているため)。

このことは共産党により有利に働くはずです。

ちなみに、私は共産党支持ではありませんが、労働問題に対する共産党の姿勢には共感できます。

ですので、与党にはなって欲しくないですが、「確かな野党」としての存在価値は重要だと評価しています。

 

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