乳幼児突然死症候群【SIDS】の予防とベビーセンス
2017/09/06
乳幼児突然死症候群(SIDS)とは?
今回は、出来れば、と言うか絶対に関わりたくない「乳幼児突然死症候群」について書いてみたいと思います。
赤ちゃんを育てていれば一度ぐらいは聞いたことがあるのではないでしょうか?
乳幼児突然死症候群とは、呼んで字の如く赤ちゃんが睡眠中に何の前触れもなく死んでしまうとても悲しい病気です。
ちなみに、SIDSと言うのは英語の
sudden infant death syndrome
の略です。
私たち夫婦も、このSIDSをとても恐れていました。
最近は落ち着いてきましたが、妻はSIDSを心配するあまり、一時期ノイローゼ気味になってしまったこともありました。
SIDSの原因を非常に簡潔に述べると、「赤ちゃんの暖めすぎにより、体温が上がりすぎないように身体が調整を行うが、その際に呼吸が抑制され、眠りから覚めないまま呼吸が止まってしまう」、と言う説が有力です。
死後に確認を行っても、原因が特定できない場合はSIDSとされることが多いようです。
うつぶせ寝やミルクの吐き戻しによる窒息など、原因がはっきりしている場合はSIDSではありませんので、混同はしない方がいいですね。
季節で比較をすると、冬場の発生率が夏場よりかなり多いらしいです。
冬場についつい厚着をさせてしまったり、室温を暖めすぎてしまうことが原因となるようです。
冬場は親心で、ついつい厚着をさせたくなりますが、我が家では、風邪を引かない程度の薄着にしていました。
また、発生率は出所により異なりますが、高く書いてあるところで1/2000、一般的には1/6000~7000程度と言われているようです。
分かり易く言うと、ジャンボ宝くじの一等が当たる確率の1500倍ぐらいですね。
こう書くとなんか高く感じますね。
実際に、乳児の死亡原因の3位がSIDSで全体の6%程度のようです(厚労省データより)。
身近に喫煙者が居たり、お母さんが妊娠中に喫煙をしているとSIDSの発生率は高くなるようです。
また、低体重で産まれた赤ちゃんもリスクは高くなるようです。
我が家の場合
我が家では、特に喫煙者も居ませんし、低体重でもなかったので通常のリスクであったと思いますが、それでも非常に心配していましたね。
我が家ではベビーセンスと言うセンサーを生後6ヶ月まで使用していました。
ベビーセンスと言うのは赤ちゃんの布団の下に敷いて赤ちゃんの呼吸をモニタリングする簡易的なセンサーですね。
赤ちゃんの呼吸が20秒以上止まるか、一分間の呼吸数が10回以下になるとアラームが鳴ります。
我が家ではハイセンス社の製品を使用しましたが、一般には入手困難ですね。
ハイセンス社の製品は産婦人科でもよく使用されているので、安心感は断トツですね。
我が家は、レンタルにしましたが、結局、購入代金の1.5倍ぐらいになってしまいました。
二人目にも使用できるので、できれば購入した方が良いと思います。
ちなみに、下記のSafe to sleep社の製品も人気が高いようです。
こんな感じなんですが、見ての通りかなり高いんです。
たまにヤフオクやアマゾンで状態の良い中古品があればその方が安いのでいいと思いますが、なかなかないんですよね。
このベビーセンスは産婦人科でも使用している病院が多いので、出産した病院で使用していた方も多いのではないでしょうか。
類似商品でもう少し安いものもあるので、楽天やアマゾンで「SIDS」、「乳幼児突然死症候群」、「ベビーセンス」などで検索してみて下さい。
下記ページでは、SIDS予防グッズの比較を行っていますので、ぜひご覧ください。
また、レンタルもありますので、購入とレンタルのメリット、デメリットを比較した記事も作成しましたので、ぜひご確認ください。
使用した感想
使用した感想ですが、安心感が非常に高くなります。
万が一呼吸が停止した際にはアラームが鳴るので、すぐに応急処置をして救急車を呼べばそのまま気がつかない場合と比べて、助かる確率は格段に高くなります。
センサーの精度はかなり高いです。
私は、ベビーセンスを使用する際に、効果を高めるために乳幼児に対する心肺蘇生法を習得することをお勧めしています。
ベビーセンスのアラームが鳴った場合に備えて、以下の記事もお勧めします。
実は、我が家でも、ベビーセンスを使用していて4回アラームが鳴ったことがあります。
結果的には大事には至らなかったので、誤作動なのか本当に呼吸が低下していたのか判断は出来ませんが、かなり敏感なセンサーであることは良くわかるかと思います。
誤作動だとしても、本来必要なときにアラームが鳴らないよりも、少し多めに鳴る方がリスクを回避できる確率は高くなりますからね。
アラームがなった際の娘の様子ですが、一度は非常に深い眠りで、アラームの大きな音でも目が覚めず、しばらく身体を揺すったり呼びかけたりしてようやく目を覚ましました。
もしかしたら本当に呼吸が低下していたのかもしれないですね。
ただ、実際にアラームが鳴ったので、SIDS予防の観点から、とにかく室温と着せすぎには注意をするようになりました。
狭い部屋に3人で寝ているので、暖房を入れなくても20℃ぐらいにはなったので、暖房を入れずに過ごしました。
特に、アラームが鳴ったのは1-2月で生後4-5ヶ月の頃です。
季節的にも月例的にも最もリスクが高くなる状況だったので余計に心配でしたね。
季節も春になり、月齢も高くなってきてリスクが下がってきたので、最近はようやく安心して夜に眠れるようになりました。
完全に予防をすることは難しいですが、大切な赤ちゃんを守るためにも、関連ページをや予防グッズを調べてみるといいと思いますよ。
ベビーセンスにはデメリットもあります。
パパやママと同じ布団で寝ていると親の動きを拾ってしまうので、添い寝が出来ないんです。
うちでは布団を親の布団から50cmぐらい離していましたが、ちょっと寂しかったみたいですね。
欧米では赤ちゃんを一人で部屋で寝かせる習慣があるのでこのようなセンサーを作っているのでしょう。
他にも、育児や夫婦関係について思うところを書いていますので、ぜひ他の記事もお読みください。
乳幼児突然死症候群(SIDS)関連の記事
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予防と理解の観点からお勧めいたします。
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