三池淵楽団(サムジヨン管弦楽団)は北朝鮮の謎!動画付きで解説するよ
2018/02/12
北朝鮮の三池淵(サムジヨン)管弦楽団って一体なんだ?
平昌オリンピックで北朝鮮が韓国に派遣することが決まったサムジヨン管弦楽団ですが、その全貌は謎に包まれています。
北朝鮮の音楽グループとしてはモランボン楽団が有名ですが、こちらはオリンピックには参加しないようです。
まず、名称ですが、「サムジヨン管弦楽団」と言う名前は今までほとんど表に出てきていません。
類似する名称として、「サムジヨン楽団」と言うものはありました。
報道によりますと、なんと140名の団員を派遣するとか。
140名というのは非常に大きな規模のオーケストラと言えます。
人数だけで言えば、春の祭典だって演奏できますし、マーラーの交響曲だって演奏できます(特殊楽器があるのかは謎ですが)。
「管弦楽団」という名称から一般的な西洋スタイルのフル編成のオーケストラを想像しますが、実際はバヤンなどの民族楽器や、歌手も含むでしょう。
西洋スタイルのオーケストラでは、朝鮮国立交響楽団が北朝鮮唯一の存在として有名ですね。
朝鮮国立交響楽団はクラシック音楽や北朝鮮万歳の曲を演奏しますが、サムジヨン楽団はクラシック音楽よりは大衆迎合的な音楽をメインに演奏するそうです。
概要を引用すると以下のようです。
朝鮮民主主義人民共和国の楽団として2009年1月に創立された。
通常は万寿台芸術団三池楽団と呼ばれる。
朝鮮新報の報道によると、「強盛大国を建設する人民の志向と要求に合った音楽 、人々が音楽を聴きながら笑って涙も流すことができるよう、大衆と呼吸することを知っている音楽を作成するように」との金正日総書記の音楽普及、大衆化の指示に基づいて結成されたものとされる。
ある種のポップスオーケストラ性格を持っている。
演奏風景はこのようになっています。
いかにも北朝鮮といった感じですね。
そして、御多分に洩れず、女性はみんな美人です。
サムジヨン管弦楽団はモランボン楽団からもメンバーを集めたオールスター楽団だった!
最近になって判明しましたが、「サムジヨン管弦楽団」とは「モランボン楽団」と「サムジヨン楽団」を合体させた特別編成の団体です。
サムジヨン楽団にモランボン楽団のエース級のメンバーを追加したような感じですね。
北朝鮮として、現時点でできる最強メンバーを集めた編成ということになります。
モランボン楽団は有名ですが、演奏はこんな感じです。
演奏レベルは?演奏スタイルがすごい!
さてさて、そんなサムジヨン楽団ですが、演奏風景を紹介したいと思います。
まずは、ページ下部のの動画をご覧ください。
どうですか?
演奏レベルはなかなかのものですね。
北朝鮮ではプロの楽団員は、演奏レベルが低いと対外的な面子が潰れるので、意地でもレベルの高いメンバーを集めているようです。
本番でミスをすると粛清されるのでしょうか?この辺は定かではありません。
北朝鮮で音楽を学ぶ若者はエリート家庭出身であることが多く、特にレベルの高い層はロシアの音楽院に留学をしているそうです。
ロシアの演奏レベルは非常に高いので、ロシアで演奏技術を学んだ楽団員はかなりの腕前と考えて間違い無いでしょう。
多くの楽団員は平壌音楽大学の出身で、平均年齢は20代だそうです。
何か違和感があると思ったら・・
さて、サムジヨン楽団の演奏を見ていると、何か違和感を感じますよね?
確かに、演奏は上手ですが、何か奇妙な感覚が・・。
そう、彼ら全員同じように体を動かしているんです。
普通、楽器を演奏しているときの動きは、音楽表現をする上で自然に動いてしまうものです。
しかし、全員同じように動いていると言うことは、意図的に歩調を合わせているのでしょう。
これでは全く音楽的とは言えませんね。
また、全体のバランスを見ると、弦楽器の人数が明らかに少ないですね。
モランボン楽団のように電子楽器を使用している訳ではなさそうですので、音量的には不利だと思います。
さてさて、謎に包まれたサムジヨン楽団ですがわかる範囲でまとめて見ました。
平昌オリンピック期間中には韓国のソウルでも公演を行うそうですので、暇とお金と興味がある方は、ぜひソウルまで足を運んで公演を観覧して見てはいかがでしょうか。
ちなみに、美女応援団については以下の記事もご一読ください。
平昌オリンピックでの公演風景を紹介するぞ!
早速ですが、公演風景の画像を入手しましたので、紹介したいと思います。
前評判通りの感じですね。
サムジヨン楽団とモランボン楽団の混成編成のようです。
こんな感じですね。
140名という人数の割には、編成はそこまで巨大ではありませんね。
また、女性奏者はみんな美人ですが、男性奏者はイケメンとは言えない人もいます。
男性メンバーはあまりビジュアルは重視していないのでしょうか?
もしかしたら、男性メンバーは朝鮮国立交響楽団からの参加かもしれません。
さてさて、いかがだったでしょうか?
謎に包まれたサムジヨン管弦楽団のイメージが掴めたでしょうか。
さて、サムジヨン管弦楽団のあとは、北朝鮮お美女応援団も気になりませんか?
よろしければこちらの記事もご一読ください。