エジプト個人旅行二日目 バフレイヤオアシス砂漠ツアーへ

   

8月7日 エジプト2日目 バフレイヤオアシス砂漠ツアーを目指して

昨晩(というか、今朝)は3時に寝たというのに、6時半に起 床した。 
そして、トルゴマーンというバス乗り場へ向かった。 
ここは、エジプトの各地への長距離バスの発着所であり、かな り大きなバスターミナルとなっている。 
この日の予定は、バフレイヤへ行くことだ。 
バフレイヤとは、サハラ砂漠にあるアオシスの村で、この村を 
拠点にサハラ砂漠でのキャンプツアーを行うのである。 
時間の余裕も合ったので、私は徒歩でバスターミナルへ向かっ た。 
途中、朝ごはんを食べたかったので、コシャリ屋などを探した 
が、早朝は営業していないようだ。 
歩いていると、マクドを発見! 
エジプトにはマックアラビーヤと言う地域限定メニューがある らしいので、それを食べようと思ったのだ。 
早速マクドに入ったが、そこで私は失望をした。 
早朝は、朝マックしかないんだって。マックアラビーヤが食い たかったのに・・。 
仕方ないので、朝マックを頼んだ。 
味は普通だった。 
でもね、なんかポテトが来ないんだよね。 
店員に、「おじさーん、ポテトが来ないよ?」って言ったら、 
「ポテトはセットじゃない」とか抜かしやがった。 
いや、メニューの写真に載ってるだろ! 
そもそも、バーガーと飲み物だけの朝マックなんてあるかよ! 
しばらく激論をしたが、店のジジイが一歩も引かなかったので 、あきらめて店を出た。 
メニューの証拠写真もちゃんと撮ったので後日UPするぜ。 
まさかマクドでボッタくられるとは。 
恐るべし、エジプト。 

10分ぐらい歩いて、トルトマーンに到着した。 
バフレイヤ行きを運行しているアッパーエジプトバスのカウン ターに行き、バフレイヤ行きチケットを購入しようとした。 
「バフレイヤまでのチケットをくれ」 
「今日か?」 
「そうだよ」 
「今日はもう満席だよ」 

そう、8時出発だが、7時半ぐらいに行ったらすでに売り切れ 
ていたのだ。 
バフレイヤまでは他の会社はバスを運行していないので、この 
チケットが買えなければバフレイヤには行けない。 
仕方がないので、この日のバフレイヤ行きはあきらめた。 
バフレイヤに行くなら、前日までにチケットを買っておいた方 がよさそうだ。 
予定していたバフレイヤに行けなくなったので、「地球の歩き方」を 見ながらどこに行くか考えた。 
せっかくバスターミナルにいるので、アレキサンドリアに行こ うかとも思ったが、あんまり面白そうじゃないんだよねぇ。 
しばらく悩んでいたら、2人の韓国人の女の子が話しかけてき た。 
どうやら、彼女達もバフレイヤに行きたかったが、チケットが 買えなかったらしい。 
彼女達が言うには、バスにはもう乗れないが、バフレイヤツア ーを行っている旅行会社があるので、そこに頼みたいらしい。 
参加人数が多い方が割安になるので、われわれも一緒に行かな いか、と言うことだ。 
でも、肝心のその旅行会社の連絡先が良くわからないらしい。 
近くのネットカフェを探して、そこでググって探してくれた。 
PCではハングルの表示が出来ないらしく苦労をしていたよう だ。 
それでも、電話番号がわかったので、公衆電話を探しに街中へ 行った。 
そしたら、1人のエジプト人が話しかけてきた。 
事情を話したら、なんと、携帯電話を貸してくれた。 
初めてエジプト人に親切にしてもらった(とこのときは思った )。 
韓国人の片方が電話をかけて問い合わせてみたようだが、やっ ぱり当日の出発は難しいらしい。 
仕方がないので、この日の出発は諦めた。 
電話が終わったら、おじさんが、「10ポンド払え」との事。 
まあ、そんなことだろうと思った。 
10ポンドは高いが、実際の通話料ぐらいは払った方がいいかな、とか思っていたら、彼女らは「いや、私たちお金ないから 
」と言って断固として払おうとしないようだ。 
若干、おじさんが気の毒にもなったが、まあ、最初に金払えっ て言わなかったから仕方ないね。 
強気な女性をカモにしてしまった自分を恨んでくれ。 
彼女らは、翌日にバフレイヤに向かうとの事。 
私は、翌日にカイロでH氏との待ち合わせの予定があったので 、翌日のバフレイヤ行きを諦め、彼女らとはここで別れた。 

リュックが重いので、カイロ市内を観光するにしても、一旦宿 にチェックインをして荷物を置きたかったので、本日の宿を探した。 
まずは、昨夜は入れなかった「ダハブ」と言う宿を探した。 
明るいところで探したら、すぐに見つかった。 
この宿はビルの最上階にあるのだ。 
ビルに入ると怪しいオヤジが声をかけてきた。 
「どこの宿に泊まるんだ」 
「ダハブだ」 
「なに、ダハブか。ダハブは満室だぞ。俺がいい宿を紹介してやるよ」 
・・・。 
怪しい。怪しすぎる。 
こいつは、嘘をついていると確信をした。 
なので、 
「そうかい、でもせっかくだから自分で確認してくるよ」 
我々はオヤジを無視して階段を上ろうとしたが、 
「階段で最上階まで行くのは大変だろう。俺が確認してきてやるよ」と言って、ボロいエレベーターに乗って上階へ上っていった。 
1分後、オヤジは戻ってきて 
「やっぱり満室だ」とのこと。 
いや、1分って戻ってくるの早すぎだろ。 
どう考えても、エレベーターで昇って降りてきただけだ。 
私は、このオヤジを無視して階段を上り、ダハブを目指した。 
階段を上っていると、オヤジがエレベーターで追ってきた。 
ちょうど、エレベーターを囲うようにらせん状の階段になっているため、オヤジに気づかれないように慎重に上っていった。 
が、途中でオヤジと鉢合わせになってしまった。 
オヤジは満面の笑みで「ほらほら、俺の紹介する宿へ行くぞ」と、私のリュックをつかんでエレベーターに連れ込まれそうになった。 
なんかムカついたので、手を振り払って無視して上の階へ上っていき、ついに念願のダハブに到着した。 
さすが人気の宿だけあって、とてもきれいで雰囲気がよい。 
早速、フロントで部屋があるか聞いてみたら 
「今日は満室なんだ」 

・ ・・。 

あのオヤジが、本当に満室だから教えてくれたのか、騙そうとしてたが、たまたま本当に満室だったのかは未だに謎である。 
が、のちに、このオヤジがボッタクリ詐欺師であることが判明するので、やっぱり騙そうとしていたのだろう。 
私は、目的のホテルが満室だったため、あきらめてこの建物から出ることにした。 
入り口を通るときに、あのオヤジの前を通るのはいやだったが、仕方がない。 
入り口から出ようとしたとき、一人の日本人旅行者に声をかけられた。 
「日本人の方ですか?ここの宿に泊まってるんですか?」 
「いや、本当はここに泊まろうと思ったんだけど、満室だったんですよ。あ、あそこに居るオヤジにはついていかない方がいいですよ」とアドバイスをして別れた。 

次に、タフリール広場近くの、「イスマイリアハウス」と言う宿がよ 
さそうなので、そこを目指して歩いた。 
広場から少し入ったところで、多少わかりづらかったが、無事 発見できた。 
なんと、ビルの8階にあるとの事。 
エレベーターもあったが、ものすごく乗るのが怖いエレベータ ーだったので、徒歩で8階まで歩いた。 
この日は、2人でダブルルームにした。 
1人35ポンド(700円)と、少し高いが、部屋はきれいで 快適であった。 
昨晩は睡眠時間も短く、疲れていたので少し部屋で休み、我々 はこれからのプランを練り直すことにした。 
バフレイヤ行きの予定が狂ってしまったからね。 
で、色々検討をしたが、結局、やっぱりバフレイヤが諦めきれ ないということで、翌日にバフレイヤに向けて出発することにした。 
これなら、さっきの彼女らの連絡先も聞いておけばよかった。 
一緒にツアー申し込めば、安くなるし、女の子2人とツアーなんて、楽しそうじゃん。 

まず、この日の予定として、翌々日、バフレイヤから帰ってから乗る、アスワン行きの夜行列車の切符を購入することにした 
。 
このチケットが買えなければ、かなり厳しいので、まずは最優 先だ。 
そして、再びトルゴマーンへ行き、翌日のバスのチケットを買 うことにした。 
その前に、かなり歩き回ってお腹がすいたので、腹ごしらえを することにした。 
近くの、ケバブの店で、ケバブサンドを食った。 
おいしかった。 
牛肉がぐるぐるまわってるやつ。 
でもね、またボられたよ・・。 
1個10ポンドだって。 
あからさますぎるけど、食べた後だったので、泣く泣く払うこ とに。 
こんな小さな店で、こんなに強気に吹っかけてくるなんて、さ すがエジプトだ。 
次にコシャリ屋に行った。 
コシャリとは、コメ、スパゲッティ、マカロニの炭水化物にな 
んか穀物とかトマトソースをかけた不思議な食べ物。 
エジプトの国民食みたいにどこにでもある。 
味は、結構おいしい。 
コシャリは安く、3~5ポンドだ。 
でもね、またやられたよ。 
ミニサイズを頼んだのに、5ポンドも取られたよ。 
「迷い方」にはミニサイズは3ポンドって書いてあるのに。 
そもそも、相場からして、ミニサイズ5ポンドはありえないんだよね。 
なんか、エジプト人にはがっかりだよ。 
お金を払うたびに哀しくなるよ。 
おなかも一杯になったので、次はデザートだ。 
エジプトには、ジュース屋さんが街のいたるところにあるのだ 
。 
マンゴーや、サトウキビを絞った果汁100%のジュースを売って 
いる。 
ジュースの他には、コクテールという、果物をトッピングした 
ミックスジュースのようなものもある。 
で、我々がコクテールを頼んでみたんだけど、これが激ウマである。 
バナナも、日本で食べるバナナとは異なり、木になったまま完 
熟を迎えたのではないだろうか。 
とても芳醇な甘さで、私は感動した。 
そして、コクテールを食べ終わったら、マンゴージュースを持ち帰ることにした。 
ジュース屋さんでは、ペットボトルにジュースを詰めてくれるのだ。 
私は、空になった、水が入っていた1.5リットルのペットボ 
トルに、マンゴージュースを満タンに詰めてもらった。 
そして、これがまた激ウマである。 
果汁100%のマンゴージュースなんて、日本では飲めないですよ! 
あまりのウマさに、1.5リットルをほとんど飲んでしまった。 
ペットボトルに入れてもらうとき、お店のおじさんはペットボトルをきれいに洗ってくれる。 
このとき、若干の水道水が混入するので、お腹が弱い人はこの 
ジュースでお腹を壊すらしい。 
もちろん、私は大丈夫だったぞ。 

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おなかも膨れ、デザートにも満足したら、地下鉄に乗ってラメセス駅に行って切符を買うことにした。 
タフリールから地下鉄に乗れるが、地下鉄は全線1ポンドと言う明朗会計。 
旅行者がエジプトで現地人価格で利用できる数少ない乗り物のひとつである。 
また、ここの切符売り場では、お釣りもごまかさずにくれるため、お金を崩すのにも役に立つ。 
たとえば、50ポンド札を出すと、ものすごくいやな顔をしな 
がら49ポンドのお釣りをくれるのだ。 
うまい棒に1万円札を出すようなものだから仕方ないか。 
地下鉄は、英語も併記してあり、路線図もわかりやすいので初心者でも簡単に乗りこなすことが出来た。 
ラメセス駅についたら、国鉄の駅の切符売り場へ。 
地下鉄の駅と、国鉄の駅は少し距離があり、地図を見ながら悩んでいたら、近くにいたエジプト人が教えてくれた。タダで。 
初めて、純粋にいい人に出会えた! 
エジプトの場合、最後に「タダで」を付け加えないといけないのが若干哀しいところである。 
無事に、国鉄の駅に到着し、切符売り場を探した。 
切符売り場は確かにすぐに見つけられたんだけどね、なんか、むちゃくちゃ難易度が高い。 
と言うのも、エジプト人は「並ぶ」と言うことを知らない。 
どんどん割り込んでくるのだ。 
窓口で、誰かが切符を買っていても横から叫んでくる。 
気がつくといつまでたっても列の後ろである。 
ここは、気合を入れないと永久に切符は買えない。 
私は、一発奮起して、エジプト人に混ざって、叫んだ。 
「あさって、夜10時発のアスワン行きを3人分、2等でくれ 」 
「となりのカウンターへ行け」 
どうやら、アスワン行きは右のカウンターらしい。 
しかし、そんなことはどこにも一言も書いていない。 
私は殺意を覚えたが、大人しく右のカウンターで同じ事をした。 
このカウンターでもエジプト人は並ばずに各自が絶叫をしている。 
同じように、苦労をしながら何とか叫んだ。 
「あさって、夜10時発のアスワン行きを3人分、2等でくれ」 
「あっちがわの売り場で買え」 
「は?舐めんな。みんなアスワン行き買ってるじゃないか」 
「いいからあっちで買え」 
「ぐだぐだいわずにさっさと売れって言ってんだこのスットコドッコイが!」 
しばらくやり取りをしていたらだいぶ状況がわかってきた。 
どうやら、今いる場所は2等の切符売り場らしい。 
当たり前だ。私は2等の切符を買いに来たんだから。 
しかし、どうやら外国人には1等だけを売ろうとしているらしい。 
ためしに、1等の切符がいくらか聞いてみたら、167ポンドとのこと。高い。高すぎる。 
舐めてやがる。 
国鉄の切符でボッタクられたのは初めてだよ。 
空席があるにもかかわらず、希望するグレードの席を売ってくれない国なんて、エジプトが始めてだ。 
国家ぐるみで外国人から金をむしりとろうとしているのか。 
もういいよ。 
これからエジプトのことを「スーパー守銭奴スペシャルZ」と呼ぶことにするよ。 
以後、この旅行記には「エジプト」という表記は一切出てきません。 
「スーパー守銭奴スペシャルZ」人との激しい攻防に破れ、私は泣く泣く一等の切符を買ったのであった。 
朝から歩き回って疲れていたし、これ以上戦う気力がなかった。 
そして、この後にはまたトルゴマーンに移動してバスのチケットを買うという試練が待ち受けているのである。 
電車の切符を買った我々は、地下鉄でトルゴマーンの近くまで移動し、そこから徒歩でトルゴマーンへ向かった。 
トルゴマーンへの道はわかりやすく、10分程度で到着。 
そして、今朝門前払いをされたアッパー「スーパー守銭奴スペシャルZ」バスのカウンターへ。 
カウンターに着くと、なにやら客の多数の「スーパー守銭奴スペシャルZ」人とバス会社の社員が怒鳴りあいの喧嘩をしている。 
私はチケットを買いたいのだが、なんか放置されてる。 
暇そうな職員もいるのに。 
とりあえず、カウンターの中の暇そうな「スーパー守銭奴スペシャルZ」人に向かって、「明日のバフレイヤ行きのチケットをおくれよ」と言った。 
そしたら、「コンピュータが壊れて発券できない」とか言いやがった。 
そして、電源の入っていないPCを指差した。 
どうやら、チケットの発券ができないらしく、バスに乗りたい「スーパー守銭奴スペシャルZ」人も激怒しているようだ。 
確かに、チケットを買いに来て、「発券できない」とか言われたら腹も立つだろう。 
激怒している「スーパー守銭奴スペシャルZ」人の気持ちもよくわかる。 
そして、カウンターの中に3人ぐらいいるが、やることがないのか暇そうにしてるのをみたら余計に頭にくるだろう。 
というか頭にきた。 
しばらく様子を見てたが、どうやらチケットの発券はできなさそうである。 
そこで、私は最後の手段をとることにした。 
宿泊しているイスマイリアハウスホテルはバフレイヤ方面のツアーも手配をしているのだ。 
なので、イスマイリアハウスホテルで手配をお願いすれば、バフレイヤまでいけるはずである。 
ただ、この方法の欠点は、当然のことながら、ホテルの中間マージンが発生するため、自分で手配をするよりも割高になることだ。 
ちなみに、バフレイヤ出発の砂漠ツアーは、ジープを借り切ってガイドがつくため、参加人数によって値段が変わってくる。 
大体、ジープ1台で○○円という感じなので、人数が多いほど一人当たりの負担は安くなる。 
日程に余裕のある長期旅行者ならば、同行者が見つかるまでのんびりもできるが、時間のない短期旅行者はそうは行かない。 
特に、我々は明日バフレイヤに出発できなかったら日程的にかなり厳しくなってくる。 
やむなく、ほかの参加者が現れることを願いながら、二人で申し込みをした。 
二人で一台のジープをチャーターすると、一泊二日のツアーで一人70US$(約350ポンド)である。 
ツアー代金には、カイロからバフレイヤまでの往復、食事4回、ガイド料、宿泊などは含まれているので、ボッタクリ価格ではないと思う。 
「地球の迷い方」によれば、ジープ一台のチャーターが一泊二日で650ポンドぐらいらしい。 
カイロとバフレイヤの往復のバス運賃が60ポンドであるので、自力で手配し場合、 
(650+60*2)/2=360 
なので、なんと自力で手配するより割安であることが判明した。 
自力手配だと、人数が増えると完全に割り勘になるため有利であるが、二人程度の参加だと、カイロで手配した方がお得になるということが判明した。 
ホテルでツアーを申し込むと、トルゴマーンまでのタクシーも無料になるのがうれしい。
そして、不思議なのがバスのチケットだ。 
バフレイヤまでは、当初チケットの購入を考えていたバスに乗るのである。 
我々がトルゴマーンでチケットを買おうとしたときは、チケットを買うことはできなかった。 
その場所では「スーパー守銭奴スペシャルZ」人も途方にくれていたので、外国人だからといぢわるをされたわけではなさそうだ。 
しかし、ホテルでツアーを申し込んだら、数時間後にはバスのチケットが渡された。 
一体どういうからくりなのだろうか。 
一般人がどうがんばっても買えないチケットが簡単に手に入るのだろうか。 
そもそも、振り返ってみると、昨夜、12時過ぎの深夜の段階で、ボッタクリツアーオヤジに、「明日のバフレイヤツアーを100$でどうだ」と勧誘をされたのだ。 
しかし、翌日の早朝の時点で席は満席であった。 
しかし、ボッタクリオヤジに頼めば、おそらくチケットが手に入ったのだろう。 
バスの席の数は決まっているのにどんなカラクリなのだろうか。 
謎である。 

まあいい。何はともあれ無事チケットも手に入ったのでよしとしよう。 
気がつくと、夜もふけてきている。 
今日一日、チケット探しで終わってしまった。 
まあ、ノープランの旅行なのでこんなこともあるさ。 
こんな、パックツアーでは決して味わえない不条理な気持ちを味わえるのも、個人旅行ならではの魅力である。 
夜ご飯の時間なので、食事に出かけることにした。 
一日がんばったご褒美に、ちょっと奮発して中級レストランへ行くことにした。 
「地球の迷い方」ではレストランを 庶民的、中級、高級と言う区分で分類しているのだ。 
当然、我々が普段入るのは庶民的な店であるが、たまに中級に入ってもバチはあたらないだろう。 
アブーシャクラと言うエジプト料理のレストランへ行った。 
私の目的は、エジプト名物のハト料理。 
エジプトではハトが有名なんですよ。 
で、早速ワクワクしながらハトを注文。 
出てきたのは、丸ごとのハトで、なかに胡椒飯が入ってる。 
なかなか味わい深い。 
が、米の量が多くてハトの味がよくわからなかった。 
そのほかには、シーフードスープがすばらしくおいしかった。 
エジプトは食べ物がおいしいのがすばらしい。 
中級レストランだけあり、リュートの生演奏があったのが面白かった。 
デザートのプリンまで食べて、おなかもいっぱいになって満足だ。 
食事が終わったら、宿に戻って早めに寝ることに。 
昨夜は3時間しか寝ていないし、翌日も朝が早い。 
体調をしっかり管理しないと、慣れないエジプトでは体調を崩しやすい。 
宿に戻り、シャワーを浴び、眠りについた。 

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この日分かったこと。 
「スーパー守銭奴スペシャルZ」人の辞書には「ありがとう」と「ごめんなさい」と言う単語は存在しないらしい

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