インフルエンザになっても授乳中は薬は飲まない方がいい?
娘が生後半年のときに家族全員がインフルエンザになりました
我が家では、娘ちゃんが生まれて生後半年の頃、家族3人全員がインフルエンザになるという地獄絵図を体験しました。
詳細は、以下の記事に書いてあります。
上記記事にも書きましたが、それはそれは大変でした。
何が大変って、0歳児がインフルエンザに感染してしまったので、インフルエンザ脳症になることや、重症化するリスクがありました。
とにかく心配だったことを覚えています。
妻と娘は薬を一切飲まずに治しました
授乳中は薬を飲まなかった
娘ちゃんが生後半年でしたので、妻は授乳中でした。
インフルエンザの薬はタミフルやリレンザ、イナビルなどですね。
日本では、授乳中は基本的にこれらの薬を飲むことは推奨されていません。
また、私の妻は非常に神経質で、母乳に薬が移行することを心配しており、薬は一切飲みませんでした。
インフルエンザの薬は微量ですが、母乳に移行します。
移行量はかなり少ないですが、基本的に0歳児はインフルエンザになっても投薬を行わないので、母乳からの摂取も好ましくないですね。
娘も薬を飲まなかった
39度以上に発熱し、土曜日の午後だったので市立病院の救急外来に行きました。
検査の結果、A型インフルエンザでした。
しかし、当時生後半年だった娘ちゃんは、ガイドライン通りに薬は処方されませんでした。
仮に投薬を行なっても、インフルエンザ脳症の予防にはならないそうです。
薬を飲まなくてもちゃんと治った
妻も娘ちゃんも、薬を飲みませんでしたが、数日で完治しました。
私はタミフルを服用しましたが、さすがに薬を飲んだだけあって早く治りましたね。
薬を飲まなくても治るもんですね。
抵抗力の弱い0歳の娘ちゃんでも、自然治癒力でインフルエンザを乗り越えることができました。
実はインフルエンザの薬は飲まなくてもいい
この経験から、「インフルエンザの薬って飲まんくてもいいのではないか?」と思うようになりました。
医師である義父に聞いてみたところ、インフルエンザの薬を飲んでも効果は限定的で、「1日早く治る」程度だそうです。
治る期間が1日しか変わらないのであれば、そもそも薬を飲む必要性もあまりない気がしてきますね。
結局、製薬会社と調剤薬局が儲けるためにせっせとインフルエンザの薬を販売しているだけのような気がしてきます。
よくよく考えてみれば、インフルエンザの薬が出てきたのはここ最近で、私が子供の頃はインフルエンザの薬なんてなかった気がします。
感染の拡大を防いだり、抵抗力の弱っているお年寄りには効果的だと思いますが、若者であればほとんど薬は不要かもしれませんね。
インフルエンザになった時の過ごし方
妻と娘ちゃんは、とにかく水分補給をして家で大人しく寝ていました。
これだけです。
娘ちゃんは離乳食が始まる前だったので、ひたすら授乳でしたね。
妻も食欲がなく、ポカリスエットとおじやだけでした。
とにかく、脱水を防ぐ必要があるので、水分補給と安静にすることに気をつけましょう。
これだけで、抵抗力がある人であれば十分です。
異常行動にも注意をしよう
一時期、タミフルを服用した子供が異常行動を起こして高所から飛び降りてしまう事件が起こりました。
タミフルの服用が原因とも言われましたが、実際にはインフルエンザ観戦時には異常行動を起こす可能性があるそうです。
ですので、薬を服用していないらと言って、異常行動が絶対に起こらないわけではないので、子供の様子はしっかりと注意しまましょう。
以下に、厚生労働省のサイトから引用をしますので、ご参考にしてください。
Q.14: 抗インフルエンザウイルス薬の服用後に、転落死を含む異常行動が報告されていると聞きましたが、薬が原因なのでしょうか?
抗インフルエンザウイルス薬の服用後に異常行動(例:急に走り出す、部屋から飛び出そうとする、ウロウロするなど)が報告されています。また、これらの異常行動の結果、極めてまれですが、転落等による死亡事例も報告されています。
※2009年4月から8件(2017年8月末現在)抗インフルエンザウイルス薬の服用が異常行動の原因となっているかは不明ですが、これまでの調査結果などからは、
・ インフルエンザにかかった時には、医薬品を服用していない場合でも、同様の異常行動が現れること、
・ 抗インフルエンザウイルス薬の種類に関係なく、異常行動が現れること、
が報告されています。以上のことから、インフルエンザにかかった際は、抗インフルエンザウイルス薬の種類や服用の有無にかかわらず、異常行動に対して注意が必要です(具体的注意はQ15を参照)。
Q.15: 異常行動による転落等の事故を予防するため、どのようなことに注意が必要でしょうか?
インフルエンザにかかった際は、抗インフルエンザウイルス薬の種類や服用の有無にかかわらず、異常行動が報告されています(Q14を参照)。
小児・未成年者がインフルエンザにかかり、自宅で療養する場合は、抗インフルエンザウイルス薬の種類や服用の有無によらず、インフルエンザと診断され治療が開始された後、少なくとも2日間は、保護者等は小児・未成年者を一人にしないことを原則として下さい。
また、これに加え、異常行動が発生した場合でも、小児・未成年者が容易に住居外に飛び出ないための対策として、例えば、以下のような対策が考えられます。(1)高層階の住居の場合
・ 玄関や全ての部屋の窓の施錠を確実に行う(内鍵、補助錠がある場合はその活用を含む。)
・ ベランダに面していない部屋で寝かせる
・ 窓に格子のある部屋で寝かせる(窓に格子がある部屋がある場合)(2)一戸建ての場合
(1)に加え、できる限り1階で寝かせる<異常行動の例>
・ 突然立ち上がって部屋から出ようとする
・ 興奮状態となり、手を広げて部屋を駆け回り、意味のわからないことを言う
・ 興奮して窓を開けてベランダに出ようとする
・ 自宅から出て外を歩いていて、話しかけても反応しない
・ 人に襲われる感覚を覚え、外に飛び出す
・ 変なことを言い出し、泣きながら部屋の中を動き回る
・ 突然笑い出し、階段を駆け上がろうとする
最後に
いかがだったでしょうか。
インフルエンザになってしまったら慌てて薬を飲みますが、必ずしも薬を飲む必要がないことはご理解いただけたかと思います。
もちろん、ケースバイケースですので、薬を服用するべきケースもありますので、そこは誤解のないようにしてください。
以下でもインフルエンザ関連の記事を書いていますので、ご参考にしてください。