イクメンブルー(パタニティブルー)になった体験談【男の産後鬱】

   

イクメンブルー(パタニティブルー)って何だよ!

私は娘ちゃんが生まれたあと、イクメンブルー(パタニティブルー)の状態になりました。

非常に絶望感、孤独感のある時期でしたので、この体験をシェアしたいと思います。

イクメンブルー(パタニティブルー)はあまり聞き慣れない言葉かもしれないですが、最近できた言葉です。

いわゆる、マタニティブルーと言う言葉は比較的浸透して来たと思いますが、

女性が産後にホルモンバランスの変化や育児の大変さから一時的に鬱状態になること

と言った意味です。

では、イクメンブルー(パタニティブルー)とは何でしょう?

文字面から判断すると、マタニティブルーの男性版に思えますが、基本的にはその解釈で間違いありません。

男性の場合、子供が生まれてもホルモンバランスなどは変わりませんので、主に外的要因によります。

子供が生まれると、家庭環境は大きく変わりますし、同時に職場との関わり方にも変化が出てくるかもしれません。

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そのような時に、精神的にしんどくなってしまうことはありうります。

イクメンブルー(パタニティブルー)の原因は?

イクメンブルーの原因をドヤ顔で解説している識者もいますが、実際に体験した私から言わせてもらうと、以下の2点だと思います。

・産後クライシスに対する悩み

・仕事と家庭の両立に対する悩み

それでは、少し掘り下げてみましょう。

産後クライシスに対する悩みに起因するイクメンブルー(パタニティブルー)

これは、表に出ないだけで非常に多いと思います。

私もこのケースでした。

基本的に、女性は産後に人格が変化します。

これは、出産と言う大仕事を終えてホルモンバランスが変わることと、「子供を絶対に守る」と言う種の保存の本能から、気性が荒くなり、イライラしやすくなります。

男性からすると、出産前は優しかった妻が急に怒りやすくなり、自分に対して理不尽な態度を取るようになるので、精神的にしんどいですね。

私は、育児休業を2ヶ月とったので、娘ちゃんが生まれた最初の2ヶ月は妻とずっと一緒でしたが、はっきり言って超辛かったです。

育児よりも妻の対応の方が1000倍大変でした。

ちょっとしたことでキレられるし、態度が冷たいし、理不尽な言いがかりをつけられるし、人が変わったようでしたね。

私は授乳以外の育児は全て半分はやりましたし、夜中のミルクも隔日で対応していました。

この経験から、慣れない育児よりも、人格が変わった妻の方がストレスになります。

仕事と家庭の両立に悩んでイクメンブルー(パタニティブルー)になる

これもあるあるだと思います。

優しい人、責任感が強い人ほどなりやすいですね。

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幸い、私の職場は激務ではなく残業もほとんどないので、この点では楽でした。

しかし、世の中の多くの会社は、働き盛りの男性にはかなりの量の業務が割り当てられていると思います。

私の義弟は大手企業に勤めていますが、帰宅時間は23時ぐらいになることが多いそうです。

そのような状況の時に、「育児は妻に任せた」と言える鉄の心臓を持ち合わせていない人は、育児も本気で取り組もうとします。

平日は遅い時間に帰宅しても夜泣きの対応をしたり、土日も朝から晩まで子供のお世話をしたりする人は多いですよね。

また、家庭を優先させたい場合、仕事の折り合いをつけて定時で帰ろうと努力をする人もいますが、その努力がうまく行かなかったり、職場での人間関係を悪化させてしまうケースもあります。

職場と家庭の板挟みになってしまうと、精神的にはかなり鬱状態になってしまいますね。

職場と家庭の両方に起因するケース

そして、職場のストレスと家庭のストレス、両方を抱え込んでしまうケースも当然ありうります。

例えば、頑張って仕事を効率的に行って定時で帰宅しようとしたとしましょう。

その時に、職場で居心地が悪くなった上に、家では怖い妻から「早く帰ってこい」と言われたらどうでしょうか?

優しい人だったらどちらも邪険にすることはできずに、大変大きな心労になると思います。

育児自体が原因になることはあるか?

育児そのものが原因でイクメンブルー(パタニティブルー)になることは、それほど多くはないと思います。

ただ、妻の健康状態などにより、男性が完全に一人で育児をしなければいけないような状況であれば、育児自体が原因になることは十分にあると思います。

イクメンブルー(パタニティブルー)を防ぐためにはどうすれば良いか

妻と腹を割って話す

産後クライシスが原因の場合、まずは妻と腹を割って、正直にお互いの気持ちを話し合うことが大切です。

当然、命がけで出産を行い、育児も行なっている妻も体力的、精神的にきつい状況であると思いますので、お互いを思いやり、感謝の気持ちを持ちなら話し合いをすることが大切ですね。

どうしても、妻は夫に対してイライラする時期ですが、決して、「私の方がずっと大変」とか、「会社で仕事をしている方が楽」などとは言わない方がいいでしょう。

たとえそれが事実であるとしても、言われた方は気持ちがいいものではありません。

売り言葉に買い言葉になって不毛な言い争いを生んでしまうこともあるでしょう。

夫婦で、お互いに「◯◯してくれた」とお互いに感謝をして、そのあとに改善点や要望を伝えれば相手も気持ちよく話を聞けると思いますよ。

 

いかがだったでしょうか。

この記事を書くにあたって、一切他のサイトや文献は参考にしていません。

全て、私の産後の体験を元に書いています。

少しでも、世のお父さん、お母さんが幸せになれればと思います。

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