イギリスのEU離脱と育児の関係
イギリスがEUを離脱することが国民投票で多数派になったと言うニュースがありましたね。
「ふーん、まあ、遠いところだし関係なくね?」
って思っている人も多いと思いますが、実際のところはどうなんでしょう。
なぜ「イギリス国民がEU離脱を決断したか」と言うところから見てみましょう。
移民難民に税金を使うのが嫌だぜ!
どういうことかと言うと、イギリスは医療費とか福祉手当なんかの社会保障が充実しているんです。
で、その為には当然税金がかかるわけですが、「貴重な我々の税金を移民難民なんかの為に使いたくねぇ」ってことです。
EUに属していると、移民難民は受け入れなければ行けないので、「それなら離脱しようぜ」ってことですね。
では、離脱する理由はわかりましたが、実際にどんな影響があるのか、見てみましょう。
EU各国との取引が外国扱いになる
当たり前ですが、イギリスが他のEU諸国と取引をするときは外国との取引と言う扱いになります。
それまでは、EU加盟国間では基本的に許認可が不要でした。
また、関税などの税金も不要でした。
EU内の国ではどこに本社があって支社があっても基本的に許可が不要だったんですが、それができなくなるんです。
ロンドンはEUの中心的都市であったため、日本を含め、多くの国が現地法人を設立して、EUでのビジネスの拠点にしていました。
しかし、イギリスがEUから離脱するとEUの拠点とする意味がないので、多くの企業がドイツやフランスに拠点を移し、イギリスから撤退をします。
そうすると、外国からの投資が減って雇用が減って、失業者も増えて景気が悪化するわけです。
実際に、ドイツ銀行やゴールドマンサックスなどの大手金融は早速撤退を決めているみたいですね。
結局、税金を使いたくないと言う理由でしたが、結果的には景気悪化を招いて余計に貧しくなる可能性もあります。
他のEU各国で同様の事例は起きる?
これは良くわからないですが、フランスとかオランダでは国民投票は行われる可能性はあるらしいですが、離脱派が多数を占めるかどうかはわかりませんね。
ただ、離脱をすれば経済的なリスクを負うことになるので、イギリスに続く国がすぐに出てくるとは思っていません。
もし、後に続く国がどんどん出てきたら、超絶不景気が世界的にやってきますね。
で、育児に関係あるの?
で、肝心の育児についてですが、影響はある程度はあると思われます。
と言うのも、イギリスのEU離脱直後から急激に円高が進んで、一時99円までになりました。
当然、円高水準で落ち着けば、輸入品が高くなります。
直接の育児用品だとエルゴ、バンボなどはメジャーですね。
あとはネクストベビーのベビー服も高くなるはずです。
直接関わらなくても、ガソリンなどの日用品は高騰し、輸出企業は業績が悪化してボーナスが下がるかもしれません。
と言うことで、日本にとってはイギリスのEU離脱は百害あって一利なしですね。